AR技術でアプリを開発する時の注意点

AR技術を使ってアプリ開発を行う時、3つ注意する点がある。1つ目が開発工数だ。AR技術は新しい技術なので思いもよらない所でバグやトラブルが発生することがある。そのため、イニシャルコストとして予定の計画工数よりも多くの見積もりを考慮するべきだ。また指定の期間内に終わらせたい場合は作業人数を増やすことをおすすめする。

2つ目は個人情報の取扱いに注意することである。AR技術は現実の情報に付加する形でアプリを作成する。位置情報や個人情報を取り扱うことが増えるため、セキュリティ面を強化しなければならない。例えば、個人情報のデータ送受信は暗号化する、個人情報や位置情報を閲覧できる人は1部の人だけにするなどの検討をしなければならない。

3つ目はコーディング規約を明確にすることだ。ARアプリの開発は多くの人が携わるため、コーディング規約を明確にしなければならない。もしルールが明確でなければ作った人によって癖がある関数が作られてしまう。また関数を組み合わせる際、意味を読み取れなかったり戻り値の受け渡しでバグが発生する原因にも繋がる。開発者達が共通認識を持つためにも、プログラミングする前にルールを決めるべきだ。

ARアプリの開発はunityを使うので覚えることが多く、予期しないトラブルが発生しやすい。アプリ開発のコツは既存のARアプリを触ることで、アイデアのヒントを探し自分で体感することが大切だ。スムーズなアプリ開発の為にも今回紹介した内容に注意し、トラブルを回避していく必要がある。