いまさら聞けないDXとは?エンジニアの果たすべき役割

近年、DXという言葉をしばしば耳にするだろう。DXとは「デジタル・トランスフォーメーション」の略称のことだ。2004年ごろに登場する言葉で、デジタル化で社会や生活スタイルが変わるという意味である。具体的にはデータやデジタル技術を駆使して、顧客ニーズにこたえられるようなビジネスモデルの変革を指す。

エンジニアの需要はDXの世界では当面高止まりの状況が続くとみられている。というよりも、慢性的な人材不足の状況に陥っているのがDX市場の現状だ。DXの世界ではエンジニアはほかの領域と同等、もしくはそれ以上の重要な役割を任される可能性が高い。エンジニアはシステム開発を担当することが多いが、DXの世界では開発リーダーとして人々を動かす役割を任される可能性が高い。しかも要求される技術は、最新鋭のデジタル技術がメインになってくるだろう。

システム開発の枠にとどまらないのが、DXにおけるエンジニアの役割である。もっと大枠で、デジタルビジネスの企画立案を任されることもありうる。デジタルビジネスの企画開発のリーダーを任される可能性もあるだろう。つまりエンジニアは従来のプログラミングやシステム開発だけにとどまらず、より広範囲な役割を果たさなければならない。しかもより責任のある役割を命じられる可能性のあることは、頭の中に入れておいた方がいいだろう。会社戦略の立案といった、より会社の核になる部分に携わることになり、キャリアアップも十分期待できる。